ゴルフのショートパットでよくあるイップスはどう克服する?
ゴルフのショートパットなどで起きやすい「イップス」。
初心者よりも中級者以上で見られることが多いと言われます。
プレッシャーで手が動かないと感じたなら、早めに対処してなるべくイップスになるのを防ぎたいですね!
その原因と発生した時の対策を考えます
イップスの状態と原因
ゴルフはただでさえ1打1打プレッシャーがかかりますよね。
そのプレッシャーをコントロールするのも楽しいものですが、度重なると耐えきれずにイップスに陥ってしまう場合があります。
【イップスとは】
イップスとは、筋肉が硬直して思った通りのプレーができなくなることです。
ゴルフの場合は、あまりの緊張から少しの距離のパットでもコントロールできず、グリーンから飛び出てしまうほど強く打ってしまうなどの「症状」をいいます。
パターだけでなく現在ではアプローチやショットの場面でも使われていますね。
イップスはゴルフだけでなく、野球やテニス、水泳などでも起き、スポーツをやる人以外の音楽奏者や医療従事者にも見られます。
【イップスの原因】
イップスは誰でも発症する可能性があります。
それでもなる人の特徴があって、真面目で責任感が強く心の優しい人に起きやすいと言われています。
完璧を求めたり、気遣いや迷惑をかけたくないという気持ちから、ということのようですね。
心と体は深い繋がりがあって、体が思い通りに動かない原因は主にメンタルの部分にあります。
リラックスしているとき筋肉は伸びやかになっていて、緊張しているときやストレスを感じたとき筋肉は収縮します。
人間の運動機能はすべて意識と無意識で成り立っていて、イップスになるときは意識の方に過剰な力がかかり、この比率のバランスが崩れているのです。
イップスの対策
突然手が動かなくなったり、明らかにイップスのようなら早めに対処しましょう。
【ヘッドを地面につけない】
例えば、クラブのヘッドを地面に押し付けずに軽く浮かせて、小刻みに動かし続けながら構えるといった方法が有効です。
また、手先の小さな筋肉に頼らずに、肩や胸、腹筋などの大きな部分を積極的に動かしてストロークすることも試してみてください。
どちらも体を動かし続けることで、プレッシャーがかかっても固まらずにすむということです。
【結果にこだわらずプレーする】
他には「結果を重要視しすぎない」ことがあります。
イップスにとらわれてしまった場合は、思い切って気持ちを切り替えて、「どんなスコアでもいい」と考えて、リズムを崩さないことに集中してみてください。
イップスの状態にある間はベストなショットは望めず、残念ながら結果はついてきません。
それならば、考えすぎないでのびのびとプレーする方がよいですよね。
考えすぎないということでは、ゴルフ以外のこと、例えば終わった後の食事や他の趣味のことを考えるのも1つの手です。
本来ゴルフに集中するものですが、他のことに意識を向けることでプレッシャーを遠ざけることができますね。
【グリップを替えたりおもちゃのパターを使ってみる】
より物理的な克服法として、「グリップを替えてみる」という方法があります。
それも、いつもとかけ離れたタイプにすればするほど効果的です。
わざと違和感を作ることで、プレッシャーから意識をそらせることができますね。
子どもだましのように感じられますが、プロゴルファーの中にも実践する人がいるほどです。
また気楽に試す方法で、おもちゃのプラスチックパターで家で遊んでみることがあります。
おもちゃだと結局自分の力を使わないと打てませんよね。
家の中で遊びのつもりでやることは、荒治療かもしれませんが効果も期待できます。
まとめ
イップスは真面目な人がなりやすいとのこと。
人のことを思いやる優しい人がなりやすいのです。
ゴルフはマナーのスポーツと言われますが、そこは少しずうずうしいくらいの心持ちでラウンドをしてみるのもよいかもしれませんね。
色々手立てはあるので、症状があるならすぐ試してみたり、イップスのような経験がないなら、もしもの時のために頭の隅に入れておいてくださいね!